マイナス金利解除でどうなる住宅ローン変動金利は上がる？

2024-03-22

【4/20(土)21(日)　完成見学会】
設計・住宅アドバイザーの佐藤です。

2023年長期金利上昇で住宅ローンの固定金利が上昇傾向になるとテレビの
ニュース等で騒がれてましたが、先日変動金利が上昇するのではとニュース
で大々的に報じられたのを目にされた方も多いのではと思います。

日銀は3月19日、金融政策決定会合を開き、マイナス金利の解除を
決定しました。17年ぶりの利上げです。住宅ローンの金利に影響を与える
日銀の金融政策はどこへ向かうのでしょうか？

日銀が2016年に始めたマイナス金利政策。
そのマイナス金利の解除で影響を受けそうなのが、住宅ローンの利用者です。
マイナス金利が解除されると、現在はマイナス0.1%とされている短期金利
がゼロ、あるいはプラスに引き上げられると予想されます。

この短期金利は住宅ローンを利用する70％以上の人が選択している
変動金利型のローン金利に影響を与えます。マイナス金利が解除で
実際に住宅ローンはどうなるのでしょうか。

結論から言うと、変動金利は上昇する可能性はありますが、、、
テレビやニュースで大々的に言われている住宅ローン上昇のニュース
に必要以上に恐れることはないかと思われます。

自分たちの家計を見つめなおし、家計を健全化し堅実な住宅ローンの
組み方が大事になってくるかと思います。

なぜこのように思えるかと言うと下記に書かせて頂きます。

変動金利の基準金利は短期プライムレートに連動します。
※「短期プライムレート」とは、金融機関が優良企業向けの短期貸出
（1年未満の期間の貸出）に適用する最優遇金利のことを指します。

その短期プライムレートは、2016年にマイナス金利を導入した際に
変化はありませんでした。そのため、今回マイナス金利が解除されても
影響はすくないとみられてます。

よって結論で書きましたマイナス金利撤廃で上昇傾向ではあるが、
短期プライムレート連動の住宅ローンの影響は限定的と
思われます。

【ただし注意が必要】なのはネット銀行系の住宅ローンは
短期プライムレート連動ではなく公式HPにも資金調達コストによって
変動と書いてあるのでネット銀行系は影響が出てくる可能性はあります。